電車に忘れてきた傘は見つかりますか？
先日、とても思い入れのある大切な傘を電車内に忘れてしまいました。降りる直前まで意識していたのですが、重たい大きな荷物を持っていたため、それに気を取られて忘れたことに気がついたのは下車してから10分ほど経ってからのこと。気付いて最初に頭に浮かんだのは、昔テレビで観た『鉄道忘れ物市』の映像です。鉄道忘れ物市は、電車や駅での忘れ物、落し物が持ち主に引き取られない場合、定められた保管期間を過ぎた後に安く販売される催事です。持ち主のもとに帰らなかったあらゆるものが販売されるそうですが、一番多いのはやはり「傘」だそうです。私にとっては大切な傘だけど、電車での忘れ物ナンバーワンのその他大勢のたかが傘。ダメもとで東急電鉄の『お客様センター』に電話で問い合わせをしました。
乗車駅は東京メトロ、下車駅は東急田園都市線。乗車時刻も乗った車両もはっきり分からなかったのですが、とても丁寧に聞き取りをして下さり、終点の駅で探してくれるとのこと。そして結果を折り返し連絡をしてくれると言うのです。予想を上回る対応に感動しました。しばらくして折り返し電話があり、探したが見つからなかったことや、折り返し運転をしているので乗り入れ先の東京メトロに問い合わせをしてみて下さいとのアドバイスをいただきました。東京メトロでは忘れ物に関しての「問い合わせフォーム」で連絡しましたが、傘などの特徴の少ないものは見つかりにくいとの但し書きがあったので、少し諦めムードも漂いました。案の定、翌日届いたメールには「該当する忘れ物は届いていません」「乗り入れ先の東武鉄道に問い合わせをして下さい」。諦めようかと思いましたが、ルノルマン・カードに聞いてみることにしました。
現在の状況を示す『指輪』と『カギ』のカードは、傘は見つかっていて保管されていること。問題解決のヒントとなる『ゆり』と『クローバー』のカードは、サポートがあることや、行動を起こすことで良い結果になること、思わぬ幸運があること。状況資料としての『船』と『太陽』は、遠方で見つかること。そして結果は『さかな』、私の手元に戻ってくると読みました。
東武鉄道のお客様センターに連絡すると、ここでも丁寧に聞き取りをしていただき、すぐに折り返しのお電話がありました。なんと埼玉県で保管されているとのこと。その後の引き取りに必要なことを全て手引きしていただき無事に受け取ることができました。迎えに行くのに片道二時間かかりましたが、私の傘は東京都で乗り神奈川県まで行き、折り返しながら埼玉県で下車したことになりますね。カードを引かなければ途中で諦めていたでしょうし、今回はとにかく鉄道会社の丁寧で親切な対応に感謝の気持ちでいっぱいです。
今日も未来に繋がる充実した一日になりますように。